自己嫌悪に陥りやすく、一度落ちると切り替えがうまくいかないことが長年の悩みでした。無意識に自分を責めてしまって本当に苦しい時間が続いてしまうんです。切り替えさえできてしまえば、ウソのように楽になれることは頭ではわかっているのにも関わらず。
切り替えがうまくできれば楽になれると気づけたのも、結構いい大人になってからでした。
そんなことを繰り返してきましたが、最近は切り替えまでの時間がずいぶん短くなったと感じます。一瞬だけ、あと少しだけ時間が経つのを我慢できれば大丈夫と考えられるようになったくらい。
おそらく、切り替えというよりは、どちらかというと忘れられるようになったというのが正しいのかもしれません。それでも、以前はあんなに苦しい時間が長かったのに…と振り返ることができるようになったのは、個人的にはとても大きな進歩だと思います。忘れられるようになったいうのが、年齢によるものなのか時間による解決の結果なのかはわかりかねていますが。
「寄る年波には勝てない」と言い訳をせずにいられるように努力は重ねたいと思う一方で、今のこの自分自身の状況を改めて振り返る時間は、年齢を重ねてよかったと思う瞬間でもあります。