自覚したのは、大人になってから。
最近では「親ガチャ」なんてことも言われますが、毒親という言葉が一般的になり、毒親持ちの特徴をいくつか知って自分自身がその大半に当てはまったことがきっかけでした。当時、妙に腹落ちした感覚を今でも鮮明に覚えています。
実家とはほぼ絶縁状態で、家族とはもう10年以上は連絡を取っていません。正直なところ、このような状況になって初めて、ストレスレスで心が休まる日々を送れるようになった気がします。
もちろん、手に入れたものもあれば逆に捨てざるを得なかったものもあります。ただ、後悔はしていません。
このカテゴリでは、筆者自身の生い立ちも織り交ぜながら、ここまでに至った経緯や具体的な今の生活など、毒親育ちのある一人の人間についてをお届けします。私の中に溜め込んでしまった澱のようなものを吐き出す一面もありますが、一つの読み物として、はたまた誰かの生き方の一つの選択肢となることがあれば、こんなに嬉しいことはありません。
- 毒親とは?
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1989年に出版されたスーザン・フォワードの著作「TOXIC PARENTS」で初めて使われた言葉で、日本では2015年ごろから知られるようになりました。
毒親(どくおや、英: toxic parents)は、毒になる親の略で、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。1989年にスーザン・フォワード(Susan Forward)が作った言葉である。学術用語ではない。スーザン・フォワードは、子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親を指す言葉として用いた。
毒親 – Wikipedia